築地で肉塊の豪快炭火焼!

築地は海鮮と思うことなかれ!肉が旨いっ!

築地と聞くと海鮮のイメージが強いですが、お肉だって負けてません!!
いろんな産地の最高級ブランド肉を手に入れることが可能です!近江牛に松坂牛に、、、どれを買おうかと目移りしちゃいます(笑)今回はそんなお肉の中でも、牛肉の塊肉の焼き方についてご紹介させていただこうと思います♪

ワイルドに塊のまま炭火焼!

スライスではなく、せっかく塊肉を購入したら、切らずに塊のまま焼いてみよう!
お肉は塊の方が見た目がいいだけでなく、柔らかくジューシーに仕上がるのでとってもおいしくなるのです★
ですが、塊肉なんてなかなか日常で焼くことなんてないですよね^^;奮発して塊肉を買ったのに、焼きすぎてパサパサになってしまったり、中がひんやりしたままだった・・・。という経験したことある方いらっしゃるのではないでしょうか。すごく残念な気持ちになってしまいますよね。
お肉はしっかりポイントを押さえて焼くことができれば、おいしく堪能することができます!
厚手のお肉や肉塊のポイントは、「火力と焼いてからしばらく余熱で寝かせてあげる」ということが大事なポイントになってきます! それではLet’s GO!

まずは焼く前に!!コンロの段取りからいきます!仕事も料理も段取りが大事ですからね!

炭を熾したらコンロ内の炭を左右に寄せ中央部は炭がない状態にします。必殺ツーゾーンファイアと呼ばれる技です。これにより強火エリアと遠赤外線のみのエリアの二つができます。強火エリアでお肉の表面を焼き色がつくまで焼き、肉汁が溢れ出ないようにバリアをしたら、中央の遠赤外線エリアでじっくりと肉塊の内部へ火を通していきます。

適度にひっくり返しながら慌てることなく焼き上げます。
見た目では、肉塊の内部までどの位、火が通ったかって分かりませんが、大丈夫!
判断のポイントは、『触った感触』と『肉汁の溢れ具合やその色』が教えてくれます!

見た目は焼けていても、押してみた感触が、ヤワヤワだったら中にはまだまだ火は通っておりません。
表面から肉汁が溢れてきたら、そろそろの合図!肉塊内部の旨み汁である肉汁が、熱い熱いと溢れて来た証拠で、内部まで熱が伝わった合図です。

ここから先は、お好みです!ローストビーフみたいに、外側はよく焼け、内部はサーモンピンクを目指すなら、赤身がかった肉汁が溢れてきた頃合いで、炭からおろし、アルミホイルで包み、10分程度余熱を活かして、放置作戦です!
肉塊内部で熱い熱いと暴れていた肉汁が、落ち着ききちんと肉の細胞にもどり、最高の焼き加減に仕上がりますよ!

よく焼きが、好みの方は、溢れてくる肉汁が少し透明になってきたタイミングや、触った感触が明らかにしっかりしてきたタイミングで火からおろしてみてくださいね(^_−)−☆

炭火焼の良いところは、炭のなんとも言えない香ばしい香りをお肉につけることが出来ることですね!

■その他ポイント
・必ずお肉は常温に戻しておく。
・表面に塩・胡椒ををまんべんなくまぶしておく。
(胡椒は焦げやすいため気になる方は、後からかけましょう。また早い段階から塩をかけておくと、水分が抜けすぎてしまうので注意が必要です。)

*小さな豆知識*
ここで!お肉に関する小さな豆知識をご紹介させていただきます★
皆さん、メイラード反応ってご存じでしょうか?なかなか聞いたことない言葉でなじみがないと思われがちですが、意外ととっても身近な化学反応の名前なんです!お肉やパン、クッキーを焼いたら、当然のようにこんがりした柴犬色になり、い~い匂いがしてきますよね!あの食欲をそそる色と香り!!そうです、焼くことによってあの色と香りが起こることの名称が”メイラード反応”なのです。
加熱により進とお伝えしましたが、実は常温でもゆっくりとしたスピードで進みます。代表的なものでは、味噌や醤油などがあげられます。発酵とともにメイラード反応がゆっくりと進むことで、あの褐色になり深みのあるいい匂いになるのです。
となると、お肉を焼くときに最後に醤油を回しかけて焦がし醤油の香ばしい香りをつけると、メイラード反応×追いメイラード反応になるってことですかね?(笑)

いかがだったでしょうか♪とっても身近な、お肉のいい香りや香ばしい焦げ目にそんな名称があったなんて面白いですよね!
明日に使えるかはわかりませんが、お肉を焼くときにちょっと語ってみてはいかがでしょうか★