巻いて焼くだけ!簡単BBQクッキング!
寒い季節だと、アルミホイルを開けたときのあの蒸気だけでも幸せな気持ちになれちゃいます。
簡単にできて、なおかつ満足感もしっかりあるじゃがバターはおつまみにも、お子様にもおすすめです。
アレンジの幅も広いので、お好みの味付けを見つけるのも楽しいですよ。
お試しください!
じゃがバターの作り方
-準備するもの-
・じゃがいも・バター・塩コショウ
・キッチンペーパー・アルミホイル
-作り方-
- お店でお好みの種類のジャガイモを購入します。
<ずっしりと重みがあり、尚且つふっくらと丸みがあり、皮が薄いものがおすすめです。> - ジャガイモを水でよく洗い、泥などを落とします。
ジャガイモに芽が出ていた場合は、しっかりと芽を取り除きましょう。
(築地のお店には、芽が出ているのものは並んでいないのでご安心ください)
<※ジャガイモの芽については後ほど解説いたします。> - 濡らしたキッチンペーパーで全体に隙間なく巻きます。
✧濡らしたキッチンペーパーは、軽く絞る程度に。固く絞りすぎると、水分が足りず焼いたときに焦げてしまったりパサパサになってしまいます。 - キッチンペーパーの上から、アルミホイルでくるみます。
POINT!!
包む際は、アルミホイルの中の熱された蒸気が循環するように、空間を作るイメージ+縁は空気が漏れないように包むのが重要です!また包む際にアルミホイルが破れないようにもお気を付けください。
※焼き芋の記事(こちら)を参考にされてください。✧動画付きです。
アルミホイルが短い場合は、2.3枚をつなげてご利用ください。 - アルミホイルで包んだら、火にかけます。この時、コンロの上ではなく、コンロの中(炭の間)に入れます。
炭でジャガイモを挟むように、炭を配置します。
POINT!!
左右の炭の火力の強さが同じになるように炭を配置するのがポイントです。
片方だけが強いと片方だけ焦げてしまいます。
炭の火力調整についてはこちらの記事を参考にされてください。 - そのまま30分ほど待ちます。
ジャガイモに火が通るのを待っている間に、網の上でお肉などを網で焼いて楽しみましょう。
お肉に夢中になって、ジャガイモの存在を忘れないように注意です。 - 串やお箸をアルミホイルの上から刺してみて、スッと下まで串が通ると火が通った合図です。
軍手をし、トングで炭の中から取り出しましょう。(※かなり熱いので、軍手は必須です) - 激熱なので、軍手をしたままトングを使い、アルミホイルとキッチンペーパーを剥がします。
お皿に移し、包丁で十字に切り込みを入れます。切り込みにバターを乗せます。 - お好みで、青のりや、ブラックペッパー、塩コショウを振ってお召し上がりください。
後ほど、じゃがバターのアレンジメニューも掲載しております。ぜひアレンジしてもお試しください。
ひと手間でアレンジ無限大∞
じゃがバタコーン
じゃがバターの上にコーンをトッピングするだけでもおいしいですが、焼きあがったじゃがバターにコーン・醤油を入れて醤油の香ばしさが出るまで加熱します。包んでいたアルミホイルを器のようにしておくことで、醤油やバター、コーンが逃げ出さずに調理ができます。
じゃがバター明太子
出来上がったじゃがバターに、明太子をトッピング♪濃厚なバターと明太子のプチプチ感がたまらないです。辛いのが好きな方は辛めのものをセレクトで大人の味に。また、明太子にマヨネーズを加えておくだけで明太マヨじゃがバターにもなっちゃいます。
じゃがバターチーズ
出来上がったじゃがバターにとろけるチーズを乗せます。あつあつのうちに乗せるのがポイントです!ジャガイモの熱で溶けたチーズがチーズフォンデュみたいになっておいしいですよ!とろけるチーズやモッツァレラチーズを使うとチーズがみょーーーんと伸びて盛り上がること間違いなし♪
じゃがバター塩辛
じゃがバターに塩辛をトッピングするだけのお手軽アレンジです!濃厚な磯の香りと強い塩味と濃厚なバターの組み合わせがもう最高です!お酒しか勝たん!!状態になります。普通のイカだけでなくホタルイカにしてみたり、エビの塩辛にしてみたり・・・様々な組み合わせが楽しめます。
じゃがバタークリームチーズ
さっきもチーズあったじゃん!と思われてしまいそうですが、もうすこーしアレンジ♪
じゃがバターにクリームチーズを乗せて、オリーブオイル、ブラックペッパーをかけておしゃれじゃがバターに!一気におしゃれなレストランの前菜のような一品に!!少し冷めてしまったジャガイモでもおいしく楽しめますよ。
もう、ちょっとしたお好み焼き!
じゃがバターに、思いっきりマヨネーズとソースをかけちゃいます。そして鰹節、青のりです。
バターで濃厚さが増したホクホクのお好み焼き風です。アルミホイルで包んで、片手で食べれるのもお手軽でおすすめです。
シンプルイズベスト!青のりオンリー
大量の青のりを全体に振りかけてパクリ!磯の香りとジャガイモの香りが、ベストマッチです。
前歯に青のりが大量に付きますが、ご愛敬ですね。
もう全部おすすめアレンジなので、全部試していただきたいです!ジャガイモが何個あっても足りないですね(笑)みんなで、一種類ずつ思い思いのじゃがバターを作って、みんなで分けっこするのもいいですね!絶対盛り上がりますよ!
そして、新しいアレンジ生まれたら教えてください★やってみたいです!
ジャガイモの種類と調理法
新じゃが
「新じゃが」は品種ではなく、その年に収穫されたばかりの新しいジャガイモのことです。
通年お店で見かけるジャガイモと違い、皮がとても薄いので、手で軽くこすっただけでも皮が剥けちゃいます。
ジャガイモの皮がどうにも苦手・・・という方におすすめです!新しいのでジャガイモ自体の水分量も多めで、ジャガイモの香りも一番楽しむことができます♪一定期間しか食べれない新じゃが、いつものジャガイモとの食べ比べをしても楽しいですね!
男爵
見た目丸くてちょっとゴツめなジャガイモです。スーパーで通年よく見かけるジャガイモのほとんどが男爵芋になります。でんぷん質の含有量が多いため、食感はほくほく。煮崩れしやすいというとくちょうがあるので、粉ふき芋やマッシュポテト、コロッケにおすすめの品種です。ちなみに、男爵イモの名前の由来はご存じでしょうか?男爵の由来は、人の名前からきています。今から遡ること100年以上前の明治41年(1908年)に函館船渠株式会社の専務取締役であった川田龍吉男爵という方が海外から複数の種イモを輸入し、地元の七飯の農家に試作をさせていました。やがて、そのなかでも評判のいい品種の栽培が広がり、種イモとして出荷しようという動きがあり、その際に「男爵から譲り受けた芋」にちなみ、男爵より許可を得て「男爵芋」と命名されたそうです。(諸説あり)
メークイン
男爵に比べてちょっとつるんとしていて、長い見た目のジャガイモです。
男爵とは違い、きめが細かくなめらかな食感のジャガイモになります。でんぷんの含有量が少ないため、なめらかな食感になっています。また、煮崩れしにくい品種の為、おでんやカレー、肉じゃがなど形を残したい煮物系に向いています。芋特有のの口の中の水分が奪われる感、ほくほく感が苦手な方などは、仕上がりがなめらかなメークインがおすすめです。また、男爵のような凹凸も少ないため皮むきがしやすいのも特徴です。メークインは、イギリス生まれのジャガイモです。名前の由来は、中世の春(5月)のお祭りの際に村の娘の中から女王を選ぶという「May Qween」(5月の女王)からきているそうです。(諸説あり)
紹介した3種類のジャガイモ以外にも、インカのめざめ、きたあかり、とうや などいろんな種類のジャガイモがあります。
築地は品ぞろえが豊富なので、めずらしいジャガイモもお取り扱いしている可能性が高いです。ぜひさまざまな種類のジャガイモを買って、食べ比べをしていただきたいです!せっかくの機会なので、いろいろチャレンジ、アレンジ楽しんでみてはいかがでしょうか!
ジャガイモの芽って毒なの?
「ジャガイモの芽は毒だからちゃんと取り除かないといけないよ!」とよく聞きはしますし、上記のレシピでも、「芽を取り除きましょう」と記載していますが、「実際どうなの?」「そう言ってるだじゃないの?」と思われる方もいらっしゃるかと思います。
結論から言いますと、ジャガイモの芽は「毒」です。ジャガイモの芽には、”ソラニン”と”チャコニン” という天然の毒の成分が含まれています。
名前はかわいらしいですが、危険性は少ない量でも致死量になるくらい高いです。
一定量の摂取だけでも、腹痛・食有毒・吐き気・おう吐・めまいなどの症状が出ます。
芽の部分の中でも、根元の部分に特に多く含まれており、厄介なことに加熱しても有毒性が確実に減ることは確認されていません。芽が出ているものだけでなく、ジャガイモ自体が未熟なもの・ジャガイモ自体が緑色に変色しているものにも「ソラニン」・「チャコニン」は含まれています。
じゃあ・・・どうしたらいいの?
というお声に。
芽が出ているジャガイモを丸ごと捨てましょうと言っているわけではありませんが、芽の大小に関わらず、ためらうことなく芽の周辺を取り除きましょう。
皮の色が緑色だなと感じたら、思い切って厚めに皮を剥き全て取り除きましょう。
また、調理後に食べたときに、「いつもと味が違うな・・・・」「なんかちょっと苦い・・?」と感じたらすぐに吐き出し、口をすすいでください。食べてから発症まで数十分~数日ともいわれています。体調に少しでも異変を感じたらすぐに病院に行くことをお勧めいたします。
おいしいジャガイモではありますが、保存状態や買ってから日がたっていると芽が出てきます。なるべく早く使うのがベストですが、芽が出てきてしまった場合、その危険性を知ったうえで安全のためにしっかりと取り除いてからおいしくいただきましょう!